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ワイヤー矯正について
矯正治療をご希望の方には、まずカウンセリングを行います。治療に関する不安やご希望など、何でも遠慮せずにお話しください。
カウンセリング後はお口の現状を把握するために、さまざまな検査を行います。そして検査結果をもとに治療計画を作り、治療スケジュールや費用を患者さまにご説明します。治療計画が複数ある場合はそれぞれのメリット・デメリットをお伝えし、患者さまに選んでいただくようにしています。
お口の状態によっては虫歯や歯周病治療を優先して行い、それが終わったらいよいよ矯正治療開始です。矯正中は装置の調整や虫歯・歯周病のチェック、ブラッシング指導を定期的に行います。
矯正治療が無事に終わったら、後戻りを防止するために保定装置をお渡しします。保定期間中の通院ペースは数カ月に1回程度です。この期間が終了したら、お口をよい状態に保つためにメンテナンスに移行します。
ワイヤー矯正
¥55,000~550,000(税込)
- リスク・副作用
- 矯正治療中に装置が当たることで頬の内側に傷がついたり、口内炎になったり、歯の移動に伴う痛みを感じることもあります。
- 治療期間目安 /
治療回数目安 - 1年~3年 /
15-36回
虫歯について
虫歯はまず、歯の表面に覆われているエナメル質に発生します。この段階では痛みはあまりありません。エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行すると、その部分が黒く見えます。また冷たいものや熱いものを食べた時に、歯がしみることがあります。
歯の神経まで虫歯菌に感染すると、歯が痛み出します。ここまで症状が進行すると、虫歯の部分を削るだけでなく歯の神経を取ることも必要です。治療が完了するまでに時間がかかりますし、神経を取ると歯がもろくなってしまいます。
さらに悪化すると歯のほとんどが溶けてしまいます。ここまで虫歯が進んだ場合は歯を残せず、抜歯の可能性が高くなります。
歯周病について
歯周病は歯を支えている骨を溶かす病気です。痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気がついた時には重症化していて抜歯が必要になることもあります。歯茎が腫れている、歯がぐらつく、口臭が気になるといった症状がある場合は歯周病かもしれません。
歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。歯茎の周りにたまったプラークが細菌に感染すると、歯肉が炎症を起こします。さらに歯周病が進行すると歯茎がやせて下がったり、歯がぐらついたりします。最終的には歯が抜けてしまい、食べ物を噛むことができなくなってしまいます。
お子さまの虫歯予防について
お子さまの歯を虫歯から守るために、当院はフッ素塗布を行っています。フッ素は虫歯菌の活動を抑え、歯質を強化する働きがあります。定期的にフッ素を塗ることで、虫歯のリスクを減らせます。
またお子さまや親御さまに歯磨き指導を行っています。当院でセルフケアの方法を学び、ご自宅で実践してみてください。
クリーニングについて
歯のクリーニングでは歯垢や歯石を除去します。歯垢は日々の歯磨きで落とせますが、歯石は取り除くことが困難です。そのため、定期的にクリーニングを受けることが大切になります。通院のペースは患者さまのお口の状態によって異なりますが、少なくとも半年に1回は通うようにしましょう。
また自由診療のクリーニングもあります。例えば、専用の器具を使って汚れを落とすPMTCです。PMTCを行うと、細菌の塊であるバイオフィルムを除去することが可能です。さらに歯の表面がツルツルになり、汚れがつきにくくなるので、虫歯・歯周病のリスクを減らすことにつながります。